禁煙すると腸内環境が変わる

禁煙すると太るというのは、よく言われることです。これには、禁煙後の腸内環境の変化が関わっているとされています。腸には、人間と共生している細菌群がいます。腸内フローラと呼ばれており、まるで花畑に見えることからその名がつけられました。善玉菌や悪玉菌といった腸内細菌は、腸内環境のバランスを左右します。善玉菌は人間にとってプラスの働きをする菌で、消化促進、免疫力アップ、などの作用を与えます。悪玉菌はマイナスの働きをして、免疫を弱めてしまい、病気にかかりやすくさせてしまうといった作用を与えます。善玉菌はプラスの働きをするということで発酵、悪玉菌はマイナスの働きをするということで腐敗の菌と捉えておくと良いです。禁煙すると「プロテオバクテリア」と「バクテロイドス」という2つの菌群が増加するという報告があります。これらは善玉でもない悪玉でもない、日和見菌です。ほとんどが消化・分解・吸収に優れています。禁煙して吸収効率が良くなるということは、同じカロリーのものを食べても太りやすくなるということです。タバコをやめると太るというのは、味覚が復活して食べ物が美味しく感じられるようになって飲食量が増えたり、口寂しくてガムや飴などの糖質類の摂取量が増えるだけではないのではないか、ということです。禁煙して消化分解吸収に優れた菌群が増えることで、吸収するエネルギー量が増えて太りやすくなることも関係しているのではないか、ということです。しかし、喫煙は本人だけではなく受動喫煙で周囲へ被害を与えたり、女性であれば将来生まれてくる子供に被害を与えてしまう危険性があります。腸内環境が変わって太ってしまうことを危惧するのであれば、まずは腸内環境を整えるためにヨーグルトなどの発酵食品を多く摂取してみると良いでしょう。