禁煙補助薬の作用機序|分煙義務化とは

2020年の東京五輪に向けて、レストランやホテルまでが分煙義務化が検討されています。
国際オリンピック委員会(IOC)は「たばこのない五輪」を掲げているため、オリンピック開催予定の日本でも施設内禁煙や分煙が推進されています。
日本でも2003年から健康増進法によって受動喫煙対策が進められてきましたが、飲食業界や宿泊業界の反対を受けて、あくまでも努力規制にとどまっていました。
しかし今回は国際的な祭典ということで、分煙が本格的に進められています。
喫煙者でも、やめたくてもやめられない人もいます。
いわゆるニコチン依存症の人達は、体に悪いとわかっていても、自分で吸う吸わないをコントロールできなくなっています。
そのようなニコチン依存症の人達を強力にサポートしてくれるのが、ニコチンを含まない禁煙補助薬です。
その作用機序は、有効成分がニコチン受容体に先回りして結びつくことで、少量のドーパミン(快感物質)を放出します。
ニコチン依存症ではニコチン切れになるとイライラが激しくなってしまいますが、ドーパミンが放出されることでニコチン切れのイライラを緩和してくれます。
もし吸ってしまったとしても、ニコチン受容体には禁煙補助薬の有効成分がすでに結合しているので、たばこのニコチンは結合することができなくなります。
これにより、たばこを吸っても快感を得られなくさせて、たばこを自然に手放せるようになります。
従来のニコチンを含んだ禁煙補助薬に比べて、ニコチンが一切含まれていないので、ニコチン依存症を根本的に解決できるとされています。
分煙や禁煙の規制が強まっていくなかで、喫煙者が禁煙するためのサポートアイテムとして活用されています。